2018年、フランスのヴェルサイユ宮殿に招待された作者は、その広大な敷地の至るところで撮影し、本シリーズを制作しました。収録された100点以上の作品は、6カ月もの時間をかけて宮殿の贅沢な庭園や金色に輝くバロック様式のインテリア、彫刻、さらにはマリーアントワネットの私的書簡をも自由に撮影しました。殊に彫刻においては、宮殿にある多くの大理石彫像が表すその身体に魅せられ、作者はセクシュアリティとジェンダーの概念と戯れるかの如くハイブリッドな作品を描きました。作者の依頼で、オランダ人小説家であり詩人、劇作家のマジョリーン・ファン・ヘムストラ(Marjolijn van Heemstra)が書き下ろした詩も収録されています。その一連の作品は、宮廷社会における陰謀の歴史を暗示しています。